ミニマムインターベンション治療(最小限の侵襲)という言葉があります。これはなるべく歯を削らず健康なを残す考え方であり、マリーナ歯科クリニックの治療方針でもあります。
※以前は「予防的拡大」といって、むし歯でない部分も大きく削って詰めるといった処置が一般的でしたが、現代では天然の歯をなるべく残す治療が主流となっています。

予防的拡大の考え方では、初期の小さいむし歯(C0)であっても削って詰めるという選択でした。しかし削った歯は脆くなり、欠損リスクが向上します。また削ることで咬み合わせがズレたり、食事が詰まりやすくなったりと快適な生活にも影響してしまいます。
一方ミニマムインターベンションの考え方では、初期のむし歯は削らず様子を見るという選択肢があります。

初期のむし歯であれば、フッ素の塗布により歯の再石灰化が起こり、むし歯の進行を止めることができます。また詰め物にお薬と入れることでむし歯を治療する方法もあります。大事なことは削ってしまった天然の歯は二度と元に戻らないということです。
歯科先進国であるスウェーデンなどでは、ミニマムインターベンション治療は以前から取り組まれておりました。

マリーナ歯科クリニックではミニマムインターベンション治療をベースに、不用意な切削を避け、天然の健康なを残すことを第一選択肢に取り組んでおります。

むし歯の痛みはとても辛いものです。痛みから解放されるために神経を取り除きたいと思われる方も多くいらっしゃいますが、神経を取り除いてしまうと、様々なデメリットがあります。

神経（歯髄）には血管も含まれており、歯に栄養を与える役割があります。しかし神経を取り除いてしまうことで栄養が行き渡らなくなり、歯が割れたり折れやすくなります。そして欠損した歯の修復(ブリッジ・入れ歯・インプラント)には大きな金額と時間を要します。
また、神経を取り除くためにはいくつか段階を踏んで、最終的には大きな被せ物(銀歯など)を装着します。そうなると治療期間や治療費のロスはもちろん、審美面でも劣ってしまいます。

マリーナ歯科クリニックでは最後の最後まで神経を残す方法を選択し、治療を行います。

歯周病は歯茎や歯を支える骨に影響を与える疾患です。歯周病は自覚症状がないまま進行することが多く、気づいた頃には歯を失ってしまうこともあります。

また歯への影響以外にも、歯周病が全身の様々な病気の原因となっていることが明らかになってきました。脳や心臓疾患、アルツハイマー、早産、低体重児出産などがあります。そんな中でも代表的な疾患は糖尿病です。糖尿病の方は歯周病になりやすく、歯周病の治療をすると血糖値が改善したというデータがいくつもあります。(歯周病は糖尿の六番目の合併症とも言われております)
そのほかにも、歯周病菌が血液を通じて全身に行き渡ってしまうことで外科手術に悪い影響を与えてしまうといった理由から、医科の先生より手術前に歯のお掃除を頼まれることがあります。

このように歯周病は口腔内だけでなく、全身の様々な疾患に影響を与えてしまいます。全身の病気を予防するためにも歯周病予防に取り組みましょう。

反対咬合とは、下あご(下の前歯)が上あご(上の前歯)より出すぎてしまった状態を言います。原因としては上あごの成長や遺伝などがありますが、口のまわりの筋肉(筋機能)や舌の位置が原因の場合もあります。
筋機能や舌の位置が原因の場合は、ムーシールドというマウスピースを装着することで改善へ促します。
本格的な歯並び矯正治療が必要と判断した場合は、提携先のじのん矯正歯科クリニックへ紹介します。

ぽかん口と言って、お口がしっかり締まっていないと歯並びに影響するだけでなく、全身の様々な疾患リスクが向上してしまいます。
お口がずっと開いていると、口腔内や喉が乾燥します。乾燥することで細菌が繁殖してしまい、アレルギー反応を起こす原因となってしまいます。代表的なアレルギーはアトピー性皮膚炎や扁桃炎、ぜんそくといった疾患です。また乾燥は口臭の原因にもなります。

そこでぽかん口(口呼吸)から鼻呼吸に改善を促す「あいうべ体操」というものがあります。あいうべ体操は医師である、みらいクリニックの今井先生が考案された鼻呼吸トレーニングです。マリーナ歯科クリニックでもあいうべ体操を導入し、お子さんのぽかん口改善に取り組んでおります。

着色性の強い飲食物(コーヒーやお茶、煙草など)によって歯の色が気になる方は、ホワイトニングがおすすめです。マリーナ歯科クリニックでは患者さんご自身が自宅で行う、ホームホワイトニングに対応しております。

ホームホワイトニングは患者さんの歯並びにフィットしたマウスピースを作成し、そこに専用ジェルを注入し装着する治療です。ご自身のペースで徐々に白くすることが出来、低濃度ジェルのため痛みが少ないというメリットがあります。